JPのブログ

読書記録や勉強したことをまとめていきます。

仕事は楽しいかね?

仕事は楽しいかね?」 デイル・ドーテン 著、野津智子 訳、 きこ書房 を読了した。

仕事は楽しいかね? (きこ書房)

仕事は楽しいかね? (きこ書房)

吹雪で閉鎖された空港という場面で、マックスというおじさんが人生について説いてくれるというストーリーである。

おじさんは明確な人生の目標や夢を決めることに否定している。
私自身、人生の目標や夢を決めるために色々考えていたが、すっきり腑に落ちるものを見つからなかったり、見つかったとしても数日後には自己矛盾に陥ってしまったりしていた。
本書では過去の成功者は偶然により生まれていることを例にあげて、人生を管理することよりも色々試してみることを推奨している。

私はプラントエンジニアとして働いているが、自分で専門書や技術書を買って数学・工学・プログラミングについて独学するのが好きである。幅広い独学は色々試してみることと似たようなことであると思う。
それらの独学した内容が会社での業務で活きてくることも少なくない。本書の内容は自分のやっていることが間違っていないことを言ってくれているような気がして嬉しい。
ここ数年は年始に目標を手帳に書くことを習慣にしていたが、”目標” ではなく ”試したいこと” を書いてみるのも良いかもしれない。

成功者には先のことを考えず、目の前の問題をなんとか解決しようした結果、思いもよらなかったところでその経験が生きていることが多いらしい。もちろん、成功には努力が必要であり、成功者は自分の問題を解くことに対して努力していた。
(このことは「小商いのすすめ」で ”「小さな」問題 ”として述べられていたことに通ずると感じた。)
reliableeng.hatenablog.com


独学もそれにあたるのだと思う。今の様々な独学が、新しいアイデアや仕事につながることを期待したい。

本書の中でおじさんの唯一の目標として書かれている、

明日は今日と違う自分になる

は、私の今後のキーワードにしたい。