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「プラント」とは

プラントとは何か? 地元の友達や専門外の人に自分の仕事について説明する時に、いつも悩むことである。「プラントを作る仕事です。」と言っても、「プラントって何?植物?」という反応になる。だからプラントという言葉を使わず、工場と言って済ませてしまうことが多い。個人的なイメージは、プラントは配管や機器が建屋の中に入っていないもの、工場は建屋の中に入っているもの、といったものである。正確な定義があるのかどうかは知らない。

ちなみにWeblio (https://www.weblio.jp/) では「プラント」とは以下のように説明される。

工場や工場の設備としてのプラントの意味
プラントは工場という意味も持っている。工場のことをファクトリーと呼ぶことがあるが、プラントとファクトリーは解釈が異なる。プラントは工業活動に必要な素材や資源を作り出す生産設備を指す。例えば、石油プラントや化学プラントなど、製造されるものが素材や資源に限定される。ゴミ処理の一般廃棄物処理プラントや水処理の水処理プラントなどもプラントの1つである。一方、ファクトリーは生産ラインを持っている工場のことを指す。

ちなみに、プラントの設計から建設、保守に至るまでの作業に従事する人をプラントエンジニアという。また、プラントの設計をする会社をプラントメーカーという。

プラントと一口に言っても、石油・石油化学・食品・鉄鋼など様々なプラントがある。プラントは連続プロセスとバッチプロセスに分けることができる。「連続プロセス」とは、その名の通り、連続で製造するプロセスである。配管や機器の中を気体や液体が絶えず流れているイメージをしてほしい。「連続プロセス」の対照として挙げられるのは「バッチプロセス」であり、決められた手順で加熱・冷却・薬剤注入などの処理が段階的に行われる。製品はある一定周期でまとまって完成する。なお、ここでプロセスとは製造設備を指す。