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分散型エネルギーについて

分散型エネルギーについてまとめる。

資源エネルギー庁の資料には以下のように定義されている。
https://www.enecho.meti.go.jp/committee/council/basic_policy_subcommittee/mitoshi/006/pdf/006_05.pdf

「分散型エネルギー」とは、比較的小規模で、かつ様々な地域に分散しているエネルギーの総称であり、従来の大規模・集中型エネルギーに対する相対的な概念。

現在の集中型の発電により、我々が消費する電力の多くがまかなわれている。ここで集中型とは、電力会社による火力発電などの大型発電設備により、まとめて大きな電力を作り、送配電設備により各家庭・事業所に電気が送られる仕組みのことである。

分散型エネルギーは、集中型とは反対に、比較的小規模の発電設備を地方に設置し、近辺の地域のみで消費する仕組みである。
集中型と比べて、緊急時において停電するリスクが低いことや、排熱の有効利用などのメリットがある。

一方で、発電量あたりの導入コストが分散型エネルギーの方が集中型エネルギー大きくなるはずである。
発電設備導入コストが現実的な期間で上回る(つまりペイする)ことが分散型エネルギーの普及には重要だと考える。


以外のようなものが分散型エネルギーといえる。


建物の屋根に設置した太陽光発電バイオマス発電、風力発電など、
以下の本で紹介されているものは分散型エネルギーといえると思われる。
reliableeng.hatenablog.com

都市ガスから水素精製(水蒸気改質など)し、燃料電池により発電する。
発電時に発生する熱で給湯を行う。ガス代、電気代の節約となる。

  • 工場・プラントの自家発電

工業生産のために使用している燃料・蒸気を用いて発電を行う。
現場で使用する電気代を抑えることができる、売電による収益を得る、停電時にも電気を得ることができる、といった点でメリットがある。